あなたはなぜその仕事をするのですか?
こう聞かれたらどう答えますか?
お金のため?
自分ができることだから?
やりたいことだから?
本音はもちろん、これ、ありだと思います。
だって、お金を稼がないと生きていけないし
自分らしく生きたいからこその、その仕事ですものね。
もしかすると、誰かにこう言われるかもしれません。
だからダメなんですよ~
仕事はクライアントさんのため、と考えないと~
それ、確かにまちがいがありません。
仕事は価値の提供。
クライアントさんが求めるものを提供してこそ
代金をいただけるのですから。
私はキネシオロジーというものを使って長く
お客様の心と身体のバランスを整える施術をやってきたのですが、
それは、西洋のカイロプラクティックの科学的・医学的な技術と
中医学の陰陽五行説の考え方の融合技術がベースになっているのですが、
とくに、この陰陽、という捉え方がほんとに
真理だな~と感じるのです。
簡単に言ってしまえば、
悪いことが起こったら、その時はほんとにシンドイけど、
必ずそのことが時間差はあるけれど、なんらかの良い意味を生んでくれること。
失う体験は辛すぎて、なかなか癒えることはないです。
けれど、それでも、その体験から人は学び
優しくなれたり、強くなれたりします。
嬉しいことがあって、有頂天になっていて
周りへの配慮が欠乏していると、しっぺ返しがきたりする
ってことでも逆の真理です。
表が存在する以上、裏も存在し
上という概念があるってことは、下っていう概念も必ずあるわけです。
表なくして裏もなく
上がなければ下もない。表裏一体。
ネガティブな事の裏には、必ず同じだけの肯定的な意図がある。
肯定的な意味が隠されているという捉え方。
これ、ほんとに大事で、
どんなシンドイことがあっても
かならず、それはいいことにつながると信じて
そこに注目して過ごすことが大切です。
ほんとに、どんな時も希望はあります。
つまり、何を言いたいかって言いますと、
お金をいただくのも正解。
人のために尽くしたいのも正解ということです。
どちらも真理。
人のためにどんだけ役に立ったかという価値が
手元にお金となって返ってくるわけですので、
だからこそ、自分の受け取る対価も肯定して受け止め
それに見合う価値をどのように提供するかを
真剣に考えましょう。
仕事である以上真剣に取り組むのは
あたり前のことですよね。
どちらも意識して行動しましょう。
もちろん、与えるのが先ってことも真実です。
それに見合うものを受け取るということが
経営です。
受け取らなければ、経営を存続できないし
経営者が疲弊してしまわないように。
対価をきちんと受け取れることが
引いては世の中を明るくします。
ネガティブあり、それと同じだけ肯定的な意味がある
ポジティブあり、その裏面にも配慮できる豊かな心を育てましょう。
グレイス準香